高校バレーボールの強豪・秋田県横手市の雄物川高校男子バレーボール部で、監督が部員に体罰をしていたとされる問題で、雄物川高校は暴力があったことを認める内容の報告書を秋田県教育庁に提出しました。
横手市の雄物川高校男子バレーボール部を巡っては、9月に部員の関係者から「監督が部員に体罰をしている」という情報が県バレーボール協会に寄せられ、協会と高校が調査をしたところ、宇佐美大輔監督が部員に体罰をしていたことを認めました。
その後、雄物川高校では部員への聞き取り調査を進め、校長名の報告書を県教育庁に提出しました。
報告書では、宇佐美監督による暴力行為があったことを認めていて、教育庁では今後、報告内容に基づいて追加の調査を要請し、対応を決めることにしています。
具体的な暴力行為の内容などについては「調査中の事案で、プライバシーに関わる部分もあるので現時点で公表は差し控える」としています。
宇佐美監督は、県バレーボール協会から10月6日付でバレーボール指導員として1年間の謹慎処分を受けていて、17日から始まる春の高校バレーの県代表決定戦では、県スポーツ協会に所属しているコーチが指揮を執ることになっています。