宮城県気仙沼市では、子供たちが準備から運営まで手がける模擬店イベントが開かれ、大勢の親子連れでにぎわいました。
「ミニチョコパイいかがですか?移動販売しています。ぜひ来てください」
元気な声が響く会場に並んだのは、個性あふれる模擬店の数々。「こども商店街」と題したこのイベントは、子供たちの「やってみたい!」という思いや自由な発想を大切にしようと気仙沼市が去年に続き開催しました。
会場には飲食やアクセサリー、体験型のブースなど一日限りの店舗が並び、来場者は専用の通貨で買い物を楽しみます。
客「カレーは誰が作ったの?」
子供「カレーはおれが作りました」
客「朝から作ったの?大変だった?」
子供「はい」
参加した市内の小中学生40人は、8月から企画や準備を進めてきたということです。
出店した小学生
「普段、お金を稼ぐことはしないので、稼いでみると楽しい」
出店した中学生
「今回はカフェを開いている。将来どのように仕事をすればいいか、こうした経験で考えていきたい」
訪れた人
「やりたい店を考えて接客も自分たちでして、そういう経験を得られないと思うので、すごく大切な経験だと思った」
子供たちにとっては「働くことの大変さ」と「お客さんに喜んでもらえる楽しさ」を両方味わえる、貴重な一日となったようです。