宮崎市フェニックス自然動物園で、希少なマサイキリンの赤ちゃんが誕生した。10月5日生まれのオスで、身長約180cm、体重約70kg。誕生から1時間ほどで自力で立ち上がり、順調に成長している。この誕生により、国内のマサイキリンは計11頭となった。10月16日から一般公開され、愛称募集も開始される予定だ。飼育員は、幼いキリンの姿を見に来てほしいと期待を寄せている。

待望の赤ちゃん、身長は約180cm
宮崎市フェニックス自然動物園で10月5日、マサイキリンの「コユメ」と「トウマ」の間に第4子となるオスの赤ちゃんが生まれた。

頭までの高さは推定約180cm、体重は約70kg。生まれてからわずか1時間後には自力で立ち上がったという。

飼育員 加治洋一さん:
そこまで時間かからずに出産してくれて、その後もちゃんとしっかり立ってくれて、お母さんもおっぱいを飲ませてくれたので、順調にスムーズにいったと思う。

生まれた時には折りたたまれていた角も徐々に立ち始め、日に日にキリンらしい姿へと成長している。

父トウマくんの姿が見えた。思わず声をかけてしまう。「おめでとうございます!」
国内でわずか11頭の希少種

この赤ちゃんの誕生により、国内で飼育されているマサイキリンは、同園の4頭を含めて11頭となった。依然として数が少なく希少な状況は続いている。
同園では、赤ちゃんの健やかな成長を見守り、希少なマサイキリンを未来につないでいきたいとしている。
来週公開、愛称募集も

一般公開は10月16日を予定しており、公開と同時に赤ちゃんの愛称募集も開始される。

飼育員の加治洋一さんは「もう少ししたら公開できると思うので、その時にはまたお知らせして、ぜひ皆さんにこの小さな時のキリンを見に来て頂きたいなと思います」と期待を込めて話した。
(テレビ宮崎)