連日続く猛暑だが、暑さに参っているのは人間だけではない。暑い夏を乗り越えるため、対策がとられていたのは宮崎市の動物園だ。

動物だって暑い…
動物だって暑い…
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取材班が訪れたのは、宮崎市フェニックス自然動物園。
始まったのは、ゾウのシャワータイムだ。水浴びが大好きなアジアゾウのミドリちゃんに、1日1回のシャワータイムを設けているという。

毎日設けられるシャワータイム。心なしかゾウもうれしそう
毎日設けられるシャワータイム。心なしかゾウもうれしそう

熱中症対策が必要なのは、人間だけではない。この動物園では、動物たちを暑さから守るための対策がとられていた。

宮崎市フェニックス自然動物園・竹田正人 園長:
宮崎は、日陰があれば風が吹くと涼しいですから、「寒冷紗(かんれいしゃ)」という布の遮光ネットを使って日陰を作っています

猛獣エリアなどに遮光ネット フラミンゴレディは日傘をさし…

この遮光ネットは、ゾウのエリアのほか、トラなどの猛獣エリアやペンギンエリアにも設置されている。

おりの上部に、黒い遮光ネットが設置されている
おりの上部に、黒い遮光ネットが設置されている

一方、特に暑さに弱いとされるレッサーパンダは、冷房が完備された屋内で飼育されている。

――動物も熱中症にかかりますか?
宮崎市フェニックス自然動物園・竹田正人 園長:

はい。過去に経験したことがありますが、もちろん毎朝、日々世話をしながら飼育担当者がきちんとチェックをしていますし、獣医師も園内を回って動物の様子を見ています

もちろん、動物を管理する飼育員の熱中症対策も欠かせない。こまめな水分補給や、人が少ない所ではマスクを外すなど呼びかけている。

この動物園でおなじみの「フライングフラミンゴショー」でも、指揮をとる「フラミンゴレディ」と呼ばれる飼育員は、日傘をさしてショーを披露する。

宮崎市フェニックス自然動物園・竹田正人 園長:
園内、動物を見るところはすごく暑いですから、日陰を探したり、日傘と水筒を持って動物を見ていただければと思います

まだまだ暑い日が続くが、この夏を乗り切るためにも、人間も動物も熱中症予防への対策が重要だ。

(テレビ宮崎)

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