熊本市動植物園の『アイドル』が熊本を去ることになった。熊本市動植物園は、ホッキョクグマのメスの『マルル』が、12月8日に北海道の動物園に引っ越すと発表し、園はこれまでの感謝を伝えるイベントを計画している。
多くの人に愛される動植物園のアイドル
好奇心旺盛な性格で、氷やおもちゃが大好き。多くの人に愛されるホッキョクグマの『マルル』。北海道の札幌市円山動物園から預かる形で、2014年から熊本市動植物園が飼育していた。

熊本にやって来た時は、約1歳3カ月で130キロ前後だった体重も、今では約230キロに。12月8日の13歳の誕生日に熊本を去り、北海道の釧路市動物園に引っ越す。

引っ越しの理由は、絶滅危惧種であるホッキョクグマの日本国内での飼育や繁殖を進める計画の一環だという。

熊本市動植物園の担当者はTKUの取材に対し「愛らしい姿が印象的で、熊本からいなくなるのは寂しい気持ち。安全に送り出せるように努めたい」とコメントしている。
引っ越しを前にお別れ会やお誕生会も
熊本市動植物園では、これまでの感謝を伝えるため、今後、飼育担当者によるスペシャルガイドを開催するほか、11月下旬には寄せ書きボードを園内に設置する予定。

また、11月30日には『お別れ会』を、12月6日には『お誕生会』を開催する予定で、園のホームページで申し込みを受け付けている。
(テレビ熊本)
