宮崎県西都市で、白いクジャクのような謎の鳥が目撃され、地元で話題となっている。目撃者によると、体長50~70cmで「ホッホー」と鳴き、羽を広げていたという。本当に白いクジャクなのか、現場を取材した。

謎の鳥を目撃したのは、近くに住む黒木幹雄さん。イノシシ猟のため、朝、近くの林に出かけた時に遭遇したという。

オカファーアナウンサー:
どのあたりに?
黒木幹雄さん:
最初は木の下にいたと思う。
オカファーアナウンサー:
色は真っ白?
黒木幹雄さん:
真っ白。一目見た時、真っ白だなと感じた。綺麗だなというのはあった。「ホッホー」と鳴く。

黒木さんによると、体長は50センチから70センチほどで、クジャクのように羽を広げていたという。

そのときに黒木さんが撮った鳥の写真を見せてもらうと・・・

オカファーアナウンサー:
おーこれは珍しい!鶏みたいにも見えなくもないけど尻尾が長い。
クジャクのような鳥は20分ほど歩き回った後、林の中へ消えていったそうだ。
黒木幹雄さん:
不思議。七不思議かなと。今まで猟をやっていて初めて見た。分かる範囲内で解明してほしい。
動物園に確認
フェニックス自然動物園の竹田正人園長に写真を見てもらった。

フェニックス自然動物園 竹田正人園長:
多分、ハッカンというキジの仲間。野生では中国南部の比較的高い山地や森に住んでいる。誰かが飼っていたのではないか。

竹田園長によると、ハッカンは白い体と赤い顔が特徴で、飛ぶのは得意ではないという。県内のどこかから、歩いてたどり着いたのではないかということだ。
オカファーアナウンサー:
見つけた方は、クジャクじゃないかと話していたが?
フェニックス自然動物園 竹田正人園長:
実はクジャクもキジの仲間。拡大した写真を見るとハッカンで間違いない。
竹田園長は、「外来種のため、見つけた場合は捕獲して警察に届けてほしい」としている。
(テレビ宮崎)