熊本市動植物園では2029年の開園100周年に向けた新しいエリアの整備に伴い、ゾウやキリンなどの観覧が11月3日までということで、多くの人でにぎわった。

園内の工事で約1年半観覧できず

熊本市動植物園では100周年に向けて新しいエリアの整備などが進んでいる。その整備に伴う工事が本格的に始まるため、ゾウやキリンなど約10種類の動物が観覧できなくなる。

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来園者は「ゾウが最後だから記念にと思って。小さいころから見ていたゾウなので最後に一緒に見られて良かったなと思う」などと、しばしのお別れにさみしそうな様子だった。

マサイキリンのエリアでも、飼育員が設置したエサをキリンが食べる姿を、多くの人が写真を撮るなど楽しんでいた。

そのキリンの姿を手帳に描く来園者は「しばらく会えないから、描いとこうと思って。首が長いところが好き」と話した。

2025年7月に生まれた心夏(ココナツ)を目当てに訪れた来園者も「一昨日も来たけど、最後だからと思って。可愛くて仕方がない」と話す。

熊本市動植物園は動画配信など検討

動植物園によると、次ゾウやキリンに園内で会えるのは、立ち入りが再開される2027年3月という。1メートル70センチで生まれ、今では2メートルに成長した心夏(ココナツ)も、次会う時には、3メートル近くに成長するのではという。

動植物園では観覧できない期間、ゾウやキリンの様子を動画で配信する準備を進めている。

(テレビ熊本)

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