政治ジャーナリスト・青山和弘氏:
高市さんが局面を打開するのは、衆議院を解散。可能性は高いと思います。

期待が高いうちに衆議院解散の可能性

立憲民主党から協力を仰がれ、キーパーソンとして注目される玉木代表は、大勢の聴衆の前で…

国民民主党・玉木雄一郎代表:
内閣総理大臣を務める覚悟はいつでもあります。
立憲民主党をはじめとした他の野党に対しては、あまりにも基本政策がバラバラだと、いくら数合わせで政権作ったってすぐダメになりますよ。

そして、12日も…

国民民主党・玉木雄一郎代表:
現行の安全保障の法体系と、それに基づく日米の防衛協力体制を認めるのか認めないのかということを、明確に答えを党として出して頂きたいと思います。

基本政策の一致が必要だと改めて強調。野党の連携に慎重な姿勢をのぞかせた。

となれば、高市新総裁が総理となる可能性が高まるが、政治ジャーナリスト・青山氏によると、公明党が連立離脱した今の難局を乗り切る、切り札があるという。

政治ジャーナリスト・青山和弘氏:
衆議院を解散して自民党の議席を増やす。低い支持率だと解散って難しいんですよ。ただ今の段階だと、高市さんの期待も集まっていると。私は、可能性は高いとは思います。

高市新総理が誕生した場合、ガソリンの暫定税率廃止法案や、物価高対策のための補正予算案を成立させた上で、期待が高いうちに衆議院を解散、議席数増加を狙う可能性があるという。

しかし、公明党の組織票を失った今、2024年の衆院選で僅差で当選した議員たちは、逆に議席を失う恐れも…。勝算はあるのか?

取材したのは、和歌山市の山本大地衆院議員。

2024年の衆院選では、公明党支持者も多く投票してくれたというが、2位との差はわずかに124票。

山本大地衆院議員:
(次は)厳しい選挙になるだろうなと思いますので。

では、次の選挙の戦い方を聞くと…

山本大地衆院議員:
昨日もちょっと市議会の先生方とお話しして、中央が終わったから、もうすべて終わりだっていうことではないんだっていう。これからも仲良くやろうねと。やっぱり人物同士もよく知ってるので。

人の繋がりや政策次第で、公明党との連携を探るのだという。

激動が続く政局…はたしてその行方は?
 (「Mr.サンデー」10月12日放送より)