特殊詐欺や女性や子供を狙った犯罪を重点的に警戒します。全国一斉の地域安全運動が10月11日から始まるのを前に、高松市で10日、防犯パトロール隊の出発式が行われました。
香川県庁で行われた出発式には、池田知事や県警の小林本部長など関係者約50人が参加しました。
全国地域安全運動は、安全で安心なまちづくりを目指して、約50年前から毎年行われているもので、期間中、特殊詐欺の被害や子供や女性の犯罪被害の防止などが重点的に呼び掛けられます。
県警によりますと、県内で2025年に入って9月末までに認知された特殊詐欺の被害件数は265件、被害総額は約8億9200万円となっています。これは、2024年の1年間に認知された被害件数、被害総額をともに上回っていて、県内では12日まで、「特殊詐欺等警戒全県警報」が発令されています。
(香川県 池田豊人知事)
「(詐欺被害は)非常に危機的状況。色々な新しい手口も見られるので、だまされないように声がけをして、県民に注意が広がるようにしていきたい」
全国地域安全運動は、10月11日から20日まで10日間行われます。