越前市の秋の風物詩「たけふ菊人形」 が10日、開幕しました。 今年は異常な暑さでキクの生育が遅れたため、開幕を例年より1週間ほど遅らせました。
会場を彩るのは2万本のキクの花。今年は「おとぎ話の世界」をテーマに、美女と野獣や白雪姫、ピーターパンなど4つの童話の主人公が色鮮やかに再現されています。
今年で74回目を迎えた「たけふ菊人形」。会場となる武生中央公園ではオープニングセレモニーが行われ、関係者が開幕を祝いました。
菊人形のキクは市内の農家が育てています。今年の夏の猛暑と雨が少なかった影響で順調に育たなかったそうですが、水の管理など生産者の努力や、10月に入って朝晩と日中の寒暖差が大きくなってきたため、10日の開幕に合わせて咲きそろってきました。
兵藤遥陽アナウンサー:
「今年は越前市が誕生して20周年ということで、菊人形もお祝いムードを盛り上げています」
会場には、童話の主人公をモチーフにした11体の菊人形がそろい、秋晴れに恵まれた10日は、多くの人が写真を撮ったり散策を楽しんだりしていました。大型の遊具を楽しめるのも、魅力の一つです。
キクの花が一番の見頃を迎えるのは10月下旬になるということです。
たけふ菊人形は11月9日まで、越前市の武生中央公園で開かれています。