動画生成AI「sora2」で、日本のアニメキャラクターによく似たキャラクターが登場する動画などが生成され、相次いで投稿されている問題を受けて、城内知的財産担当相は10日の閣議後会見で、「sora2」の開発元であるオープンAIに対し、著作権侵害となるような行為を行わないよう要請したことを明かした。
要請は6日に行われ、内閣府の知的財産戦略推進事務局の担当者がオンライン電話で「権利者の懸念の声に対処すること」などを求めた。
これに対しオープンAI側からは、サム・アルトマンCEOが既に発表したサービスの修正方針を踏まえて、見直しを図る考えが示されたという。
その上で、城内知的財産担当相は「アニメ、マンガは世界の人を魅了し続ける我が国が世界に誇るかけがえのない宝だ。政府として懸念の声に配意しつつ適切に対応する」と強調した。