東日本台風から6年となるのを前に、犠牲者への黙とうが捧げられた。
福島県庁では10月10日朝、県職員が東日本台風で犠牲になった人への黙とうを捧げた。2019年10月に県内を襲った「東日本台風」は、1年の4分の1にも及ぶ雨がたった2日間に集中し、阿武隈川流域では堤防が決壊するなど甚大な被害が発生した。その後も大雨が重なったことで、県内では40人が犠牲となり、2万棟を超える住宅が被災した。
福島県災害対策課の渡邉啓晃主幹兼副課長は「この間被災した河川や道路等の復旧ですとか、被災者の生活再建の支援など様々な取り組みを着実に進めてきたところであり、引き続き復旧復興に県を挙げて取り組んでまいりたいと思います」と話した。
東日本台風の被害を受け、阿武隈川上流では遊水地の整備が進められているが、当初の計画から5年後ろ倒しされるなど、今後の災害に備えた対応も課題となっている。