鳥取県中部の伝統工芸、「倉吉絣」を体験する特別授業が行われ、子どもたちが技術を受け継ぐ女性から手ほどきを受けながら、初めての「機織り」に挑戦しました。

機織りに挑戦するのは琴浦町の聖郷小学校の児童たち。
倉吉市で行われた特別授業です。
子どもたちに伝統工芸に関心を持ち、ものづくりの楽しさを知ってもらおうと県が企画しました。

体験したのは今から約200年前の江戸時代末期に普及し始めた伝統工芸「倉吉絣」。
県指定の無形文化財「絣」の技術を受け継ぐ倉吉市の福井貞子さんや、その弟子たちから手ほどきを受けながら、梨や鳥などの柄が入ったコースターを織っていきました。

児童:
「(出来栄えは)初めてにしてはいいほうだと思う。足でしっかり踏んだり糸をしっかり通すのが難しかった」
「こういうのを考えた人がすごいなと思いました。(倉吉絣は)自分の部屋とかに飾れたらいい」

県指定無形文化財「絣」保持者・福井貞子さん:
「(児童たちは)一生懸命で上手ですよ。物を作る喜びをそれを感じてほしいと思う」

機織りは初めてという子どもたちでしたが、「絣」の出来栄えには満足した表情で、ものづくりの楽しさを感じている様子でした。

TSKさんいん中央テレビ
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