一方、オスプレイの配備に伴い、関係機関が環境保全などを話し合う協議会に9日佐賀駐屯地が初めて参加しました。青山駐屯地司令は「地域の発展のために活動したい」と話しました。

9日開かれた協議会には、県や九州防衛局、県有明海漁協、佐賀市のほか初めて佐賀駐屯地が出席しました。

【陸上自衛隊佐賀駐屯地 青山佳史駐屯地司令】
「地域のコミュニティーにしっかり入って、地域の発展のためにしっかり駐屯地として活動していきたい」

配備から3カ月が経った陸上自衛隊のオスプレイ17機は、連日、有明海の上空などで飛行訓練を行っています。

【県有明海漁協 西久保敏組合長】
「もうすぐ有明海ではノリの採苗が始まるため、国においてはなお一層の緊張感を持って安全管理に務めてほしい」

一方、九州防衛局は佐賀駐屯地の近くで10月から稼働している排水対策の関連施設で、不具合があったと報告しました。この影響で一部、水路から水があふれコメの収穫を控えた田んぼが冠水したということです。

【九州防衛局 池田学次長】
「本来しっかりとした形で稼働するのが一番いいと思っている。しっかりと原因を確認して、こういうことがないよう次につなげていくことが重要、それをしっかりやっていきたい」

協議会は今回で2回目で、「騒音」や「排水」といった環境保全対策のほか事故が起きたときの補償を話し合うため年に1、2回開催するとしています。

サガテレビ
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