「昭和」の時代が続いていれば、2026年はちょうど100年。
節目の年に当たります。
米子市では、昭和時代の街の様子や市民の暮らしを写真や資料で紹介する企画展が開かれています。
長さ50メートルの巨大な滑り台。
昭和25年、1950年に開かれた「米子大博覧会」のシンボルでした。
現在の米子城三の丸跡と湊山公園の一部を会場にした一大イベントは、長い戦争の時代から戦後の復興へ、市民に希望を与えました。
米子市の山陰歴史館で開かれている企画展「昭和の米子」。
元号が変わらなければ2026年、昭和100年を迎えるのに合わせて企画されました。
昭和の米子の街並みや当時の市民の暮らしぶりが、写真や資料を使って紹介されています。
昭和35年(1960年)、春のセンバツ高校野球で県勢初の準優勝を果たした米子東ナインの凱旋パレード。
市民の熱気が伝わってきます。
9回にサヨナラホームランを喫して敗れた決勝戦のスコアブックも展示されています。
このほか、ダイヤル式の黒電話に、2槽式の電気洗濯機。
昭和の時代に活躍した家電や日用品も。
昭和50年代の保温ジャーに魔法瓶。
電気を使わず「真空断熱」でご飯やお湯を保温します。
色鮮やかな花柄のデザインが当時は人気でした。
また、クリスマスツリーの装飾は、だるまにタイ!?
和風の電飾はまさに「レトロモダン」です。
昭和25年から55年にかけて登場した150点余りの品々から当時の市民の暮らしぶりがうかがえます。
山陰歴史館・中原斉館長:
戦後の昭和が力強く復興して元気になった昭和の時代を皆さんに知っていただきたいと思って企画いたしました。
この企画展は、米子市の山陰歴史館で12月28日まで開かれています。