河村たかし議員:
「忍耐の限りを尽くしてきたんですけどね、せっかく作った保守党を壊してはいかんと。我慢に我慢を重ねてきたんだけど」
10月1日朝、報道陣を前にぼやいた河村たかし衆院議員。地域政党「減税日本」の代表と日本保守党の共同代表を務めていますが、選挙で協力してきた両党の関係を解消することを明らかにしました。
日本保守党の百田尚樹代表(2024年10月の衆議院選挙):
「税金を下げて経済が活性するのかどうか、これはここにおられる河村前市長のすばらしい前例があるんですよ」
2023年、作家の百田尚樹氏らによる「保守党」立ち上げに加わり、国政に打って出た河村たかし氏。
減税の中では保守色の強い百田氏との連携に異論もあったものの、保守党との関係を「特別友党」と位置づけ、国政選挙での保守党候補の支援などを続けていました。ところが…。
日本保守党の百田尚樹代表(YouTubeより):
「河村たかしはね、この政党助成金はものすごいこだわっている。政党助成金の分け前よこせと。河村、あほなことぬかすなよ、ええかぜんにせえよと」
保守党の百田代表らは9月19日、河村議員の共同代表の役職解任と、減税との特別友党関係の解消を通告。党勢拡大に向けた方針などを巡って対立があったとみられます。
減税側は一方的な通告に反発し、態度を保留していましたが、9月30日、「今となっては修復は不可能」などと回答したということです。
河村たかし議員:
「離党なのかということもありますけど、わしもここ1週間くらい考えたんだけど、なんで俺が離党せないかんのだ。向こう(百田氏ら)が離党すべきでしょう。これはやっぱり解党してくれと、分党というか」
蜜月関係から一転の減税“切り捨て”。一方で保守党は、河村氏に対して引き続き党所属の国会議員として活動するよう求めています。
河村たかし議員:
「総理を狙う男で、このままの保守党だったら総理になんかなれへんがな、全然」
怒り心頭の河村議員。分党や新党立ち上げの可能性も示唆しています。