賄賂を受け取った罪に問われた社会福祉法人の元理事長に、執行猶予付きの判決が言い渡されました。

 三重県鈴鹿市の「かがやき福祉会」の元理事長・四宮慶太郎被告(59)は、理事長を指定された人物に交代させる見返りに、賄賂として現金3500万円を受け取った罪に問われています。

 四宮被告はこれまでの裁判で起訴内容を否認し、「賄賂の認識はなく、故意がなかった」などとして無罪を主張していました。

 1日の判決で津地裁は「社会福祉法人の譲渡の金額や条件を決めるなど重要な役割を果たし、分け前として2000万円を受け取った」と指摘しました。

 一方で、四宮被告が共犯とされる女から「弁護士や税理士によるチェックを受けた」と聞いていたことなどを考慮する必要があると認め、懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡しました。

東海テレビ
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