大雨で水没した三重県四日市市の地下駐車場では、全国のレッカー業者も加わり搬出作業が本格化しています。一方で、所有者からは怒りの声も聞かれました。

水没した車の搬出作業 2025年10月1日
水没した車の搬出作業 2025年10月1日
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■「少しでも協力できれば…」全国から応援に駆けつけたレッカー車26台

9月12日の記録的な大雨で、近鉄四日市駅前の地下駐車場「くすの木パーキング」では、車274台が水没しました。

ニュースONE
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駐車場内は高さ制限があり、大型のレッカー車が入れないほか、流された車が通路をふさいでいたため、搬出までに時間がかかりました。

ようやく始まった9月29日からの作業では、自走可能な車など4台が運ばれましたが、10月1日からは全国からレッカー車26台が応援に駆け付け、本格作業がスタートしました。

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県外からの作業員:
「大変な思いをされている方が多いと思いますので、少しでも協力できればと」

■所有者からは怒りの声も

運び出された車は四日市市内の仮の駐車場などに運ばれ、その後、所有者に返される予定です。しかし、所有者からは怒りの声も聞かれました。

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車の所有者:
「みんなどれだけつらいか、怒っているか、なんで止水板が動かないのか」

10月1日午後3時現在で、地上へ運び出された車は95台。レッカー業者によると、今週中にはすべての車を搬出できる見込みということです。

東海テレビ
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