熊本県は、女性の胸を触るなど不同意わいせつ容疑で逮捕され、不起訴となった24歳の男性職員を9月26日付けで停職2カ月の懲戒処分とした。また、犯罪収益移転防止法違反で略式命令を受けた52歳の男性職員も停職2か月の懲戒処分としている。
不同意わいせつ容疑で逮捕され不起訴
熊本県人事課は会見を開き「被害者及び県民の皆さまに心よりおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」と陳謝した。
9月26日付で停職2カ月の懲戒処分を受けたのは、農林水産部に所属する24歳の男性職員。熊本県によると、この職員は2025年7月に球磨郡内の店舗で女性従業員の胸を触るなどの行為をし、不同意わいせつ容疑で逮捕され、9月2日付で熊本地検が不起訴処分としていた。
熊本県の聞き取りに対して、男性職員は「自分のしたことがどれだけ無責任な行動か実感した」と話し、9月26日付で退職している。
犯罪収益移転防止法違反の罪で略式命令
また、同じく停職2カ月の懲戒処分を受けた総務部に所属する52歳の係長級の男性職員は、多額の借金があり、2024年9月に融資を受けることを目的に、自身の預金口座のキャッシュカード3枚を第三者に譲り渡したという。
3つの口座のうち、2つが犯罪に使われたとみられている。男性職員は、8月に犯罪収益移転防止法違反の罪で熊本簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けた。
熊本県の聞き取りに男性職員は「自分の犯したことを誠心誠意、反省したい」と話しているという。
（テレビ熊本）
