小松市では高齢のドライバーが参加する安全運転のための研修会が開かれました。
県内では27日時点で去年より33件多い1272件の交通事故が発生していて、このうち高齢者の死傷者数は252人となっています。
こまつ自動車学校で開かれた研修会には能美市と川北町に住む65歳以上の高齢者36人が参加。
教習車で自動車学校のコースを走行し、教官から一時停止や目視での確認などについてアドバイスを受けました。
参加者:
「方向指示器ださなかった。合図遅いところがありました。一時停止では停止線の手前で止まりましょう」
また今回から新たに始まったのが歩行者目線での研修。
120メートル先から車が走行してくる前におよそ12メートルの横断歩道を渡りきれるかを体験しました。
参加者たちはそれぞれ時速30キロ・40キロ・50キロで走行してくる車のスピードの違いを肌で感じ、その危険性を改めて確認していました。
参加者:
「歩行者にも大切やし自分も大切スピードも気を付けて安全運転でいかんなんなと思いました」
能美警察署 稲村理 交通課長:
「ドライバーとしては運転者の目線歩行者の目線その2つを持っていただきたいと思う。高齢者の方は、歩行者の目線というのも気づいていただきたいと思って実施した」
警察は高齢のドライバーによる追突事故や出会いがしらの事故が増えてきているとして歩行者や車をできる限り目視で確認して運転をするよう呼びかけています。