山形市の小学校で児童たちが昔の道具を使った「脱穀」の作業に挑戦し、コメが出来るまでの大変さを実感した。
山形市の村木沢小学校では田植えや稲刈り、販売までを体験する活動を1983年から実施していて今年で43回目。
自分たちで田植えをしたもち米「こゆきもち」を今月17日に刈り取った。
26日は4年生と5年生の児童15人が、保護者と一緒に稲穂から籾を外す「脱穀」に挑戦した。
使うのは昔から使われてきた道具。
平安時代から使われていたとされる「から箸」をはじめ、江戸時代に発明された「千歯こき」。明治時代に導入された「足踏み脱穀機」などを使い、慣れない手つきながらも作業に精を出していた。
(児童)
「コメを作る大変さを学んだが個人的には昔の人の技術力がすごいと思った」
(児童)
「時間もかかるし大変なこともあって昔の人はすごいなと思った。時代が進むにつれ機械化が進んだり(作業が)やりやすくなっているのもすごいと思った」
脱穀した「こゆきもち」は、学校の創立記念日である12月10日に紅白もちを作って配ったり保護者に販売する。