「ゴーーーーーーーーーーーー!」

9月5日に静岡・牧之原市で発生した竜巻に巻き込まれた瞬間を捉えたドライブレコーダーの映像を、『サン!シャイン』は新たに入手。

激しい雨と強風が吹き荒れる中、突然車の後ろの部分のガラスにヒビが入り…、

次の瞬間…吹き飛んでしまいました。

車内には、吹き込んだ強風により様々なものが飛びかい…、車体が激しく揺れています。
まだまだ“手つかず”の竜巻被災地…不審人物の目撃も
静岡・牧之原市などで発生した、風速75m/sに達する“国内最大級”の竜巻。
静岡県によると牧之原市内で被害が確認された住宅は、531棟にのぼります。

田中良幸リポーター:
間もなく竜巻から3週間がたとうとしていますが、奥の家を見ますと2階半分以上が吹き飛ばされたままになっています。

25日現場に行くと、復旧作業が行われていましたが手つかずのまま残されている住宅もありました。
そうした状況の中、住民たちが不安を感じているのが治安の悪化です。

警察は防犯対策として被災地域に15台の防犯カメラを設置。周辺を取材すると、“不審な人物”の目撃情報もありました。

“訪問販売”が来た地域住民:
(竜巻被害の)翌日には飛び込みの営業の瓦屋さんが「何か片付けますよ」って人たちが来まして。片付けをやっている時に、もう勝手に(敷地に)人も入って来て、ちょっと怖いなっていう感じがしました。

竜巻被害に遭った女性:
私もうっかり1人(家に)入れちゃった。
「家の中を全部見せてください、どのぐらい傷んでるか」って、家を一回りして帰ったけど、息子に言ったら「変な人を入れちゃダメ」と怒られた。
牧之原市には「『屋根の工事をする』と言って業者が訪問してきた」などといった相談が、9件寄せられていて注意を呼びかけています。
さらに取材を進めると窃盗被害も相次いで発生していました。
「酷い」被災地に出没する窃盗犯…在宅中の被害も
70代の女性は、後片付けに使おうとしていた一輪車2台などを何者かに盗まれたといいます。

窃盗被害に遭った地域住民:
――何を盗られたんですか?
(作業用の)一輪車です。
(一輪車は)片付けるには大事な必要なあれ(物)だし本当に困るよね…。

さらに、竜巻被害の翌日に、外に置いていたエアコンの室外機2台が盗まれてしまった住宅も…。

田中良幸リポーター:
(ホースの)先がないですね…。
エアコン室外機が窃盗被害に遭った地域住民:
ここ切られちゃって…。
物音がすごかったんで…どうしようかなと思っていたら、いきなり2人組があっという間に1分もかからないうちに持っていった。
住民が在宅中に起きた窃盗被害。盗んだとみられるのは男2人で、すでに警察に被害届を出したということです。
エアコン室外機が窃盗被害に遭った地域住民:
リフォームしたばかりだから…酷いよね。
警察は、パトロールを強化しています。
(「サン!シャイン」9月26日放送)