自民党の総裁選挙は4日目を迎え、各候補が挨拶まわりや視察を行っています。
連日、論戦が行われているものの、中盤戦にさしかかっても候補者の「独自色」が見えづらい展開となっていて、今後の各陣営の選挙戦術にも注目が集まります。
これまでの序盤戦について、党内からは「トップ争いが独自色を消しているので勢いがない」といった声が漏れる一方、「似たり寄ったりだが、同じ党なのだから仕方がない」との見方も出ています。
各候補者の25日の動きですが、小林氏は午前、東京都内にある日本薬剤師会を訪問し、団体が持つ党員票を見据え支援を要請しました。
茂木氏も午前、トランプ関税の影響を踏まえ、群馬県にある自動車の部品工場を視察した一方、議員票の積み増しを狙う林官房長官は、議員の事務所を回り支援を呼びかけました。
高市氏は午後に報道各社のインタビューに応じる予定で、自身の政策を発信する機会を重ねたい考えです。
一方、小泉農水相は午後、山梨県から農産物に関する要望を受ける予定で、周辺は「公務に専念する」と話し、発信は最小限に抑える方針です。