市長同士が感情をあらわに言い合いです。
大分県の宇佐、豊後高田、国東の3市が共同で整備する広域ごみ処理施設について、供用開始が12月に迫っていますが、運営を担う事業者の選定方法を巡って、会議は紛糾しました。
◆豊後高田市 佐々木敏夫市長
「オープンでやりましょうと言っている」
◆宇佐市 後藤竜也市長
「総合評価方式もオープンじゃないですか。全然話にならない」
24日、開かれた会議。
豊後高田市の佐々木市長と宇佐市の後藤市長が感情をあらわに激しく言い合う一幕が見られました。
議論となっているのは広域ごみ処理施設の運営を担う事業者の選定方法についてです。
施設は宇佐市と豊後高田市、そして国東市の3市が共同で宇佐市内に整備を進めているもので、工事は2025年11月末に終わり、供用開始は12月1日からを予定してます。
24日は市長3人が出席して協議が行われましたが…
◆豊後高田市 佐々木敏夫市長
「オープンに多くの人が参加できる入札がいい」
◆宇佐市 後藤竜也市長
「この数か月、宇佐市としては立地の自治体として安心安全ということに関して訴えてきた」
運営事業者の選定について、宇佐市の後藤市長は安全性を担保するため、一定の実績のある事業者から行うべきだと主張。
これに対し、豊後高田市の佐々木市長は予算を抑えるためなどとして、宇佐市側が主張するものよりも要件を緩め、さらに広く募りたいと意見が対立しています。結局、24日の会議で結論は出ませんでした。
予定通り12月1日に供用を開始させるためには10月初めまでに選定方法を決める必要があるということで、3市の広域事務組合では検討を急ぐことにしています。