岡山市北区西辛川の型枠大工工事業者、「一宮小橋組」が岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

帝国データバンクによりますと、「一宮小橋組」は、1957年創業の型枠大工工事業者です。

地元建設業者などからの受注で、鉄筋コンクリートの新築工事などに伴う型枠大工工事を行うほか、中区西川原で、不動産賃貸業も手がけ、1997年10月期には年売上高約2億4900万円を計上していました。

しかし、創業者である前代表の引退後は受注件数が減少したうえ、不動産賃貸業では建物の老朽化などで空室が増え、2022年9月期(決算期変更)の年売上高は約2500万円にまで大きく落ち込み、収益性も低調に推移していたということです。

その後も業況は回復せず、不動産投資に伴う借入金の返済が重荷となり、事業の継続を断念したということです。負債は約1億600万円とみられています。

岡山放送
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