岡山市中心部を現代アートで彩る岡山芸術交流2025が9月26日に開幕しました。

メイン会場となる岡山市北区の旧内山下小学校ではオープニングセレモニーが行われ、開幕を祝いました。

近くの岡山中央小学校の児童ら約120人が訪れ、現代アートを体感しました。

(子供は…)
「すごい。おもしろい」
「おもしろい作品がたくさんあった」

岡山芸術交流は、岡山市中心部で3年に1回開催され、4回目の今回は、街とアートの融合をテーマに11カ国、30組のアーティストが参加しています。会場は、新たに岡山市の表町商店街や城下地下広場を加えて市内中心部の19カ所を中心に作品が展開されています。

(佐藤理子アナウンサー)
「こちらの作品。土俵の上に上がることができるんです。外と中とでは音の響きが全然違う。音が体に入ってくるような不思議な体感です」

旧内山下小学校出身で大正時代に活躍した第31代横綱・常ノ花が寄贈した土俵にスピーカーが設置されています。ヒップホップアーティストのAwich(エーウィッチ)さんと、岡山芸術交流のアーティスティックディレクターも務めるフランスのフィリップ・バレーノさんの声を融合させた音を生成し、「常に変化し、未完成のままである世界」を表現しています。

旧内山下小学校ではほかにも、中にAI機能が搭載され、周囲の音に反応して音声で返す高さ13メートルの塔の作品など6つの作品を楽しむことができます。

(訪れた人は…)
「温度や湿度によってもしゃべることが変わることや、来場者の声掛けなど、温度感でどれだけ(作品が)成長するのかが気になる」

(総合プロデューサー 石川康晴さん)
「これまで見たことないような世界、これまで人間が知っていたが忘れている世界などを表現できていると思うので、60日間楽しんでほしい」

岡山芸術交流は、11月24日まで開催され、屋内・屋外にかかわらず全ての作品を無料で観賞することができます。

※ 休館日:月曜日と10月14日(火)、11月4日(火)
10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開館

岡山放送
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