自民党の総裁選挙2日目の23日は、党本部で全国の党員が参加する公開討論会が行われています。
自民党本部から、フジテレビ政治部・福田真子記者の中継です。
23日午後2時半から始まった討論会は午後3時50分現在も続いていて、5人の候補者が党の再生や経済政策などをめぐって議論しています。
小林鷹之元経済安保相:
今この世界のスピードを考えれば、若手をどんどん前に出して、自民党の運営をやっていく以外に私はないと思っている。
茂木敏充前幹事長:
必ず自民党を再生する。日本を再生する。結果を出していく。その目標は2年。
林芳正官房長官:
国民の声をしっかり聞いて政策に反映する。今、一番暗い夜明け前です。夜明けが近いです。
一緒に頑張りましょう。
高市早苗前経済安保相:
保守政党とは何ぞや。この原点にも私たちは立ち返らなければなりません。改めて立ち位置をしっかりしていくために、私どもも頑張ります。
小泉進次郎農水相:
自分を抑え、党内の声に耳を傾けて、地方に、現場に赴いてもう1回、自民党の再生を、復活を、皆さんと共に成し遂げていきたいと思います。
これに先立つ共同記者会見では、物価高対策について、茂木前幹事長は生活支援特別地方交付金の創設、高市前経済安保相は自治体向けの交付金の推奨メニューの拡充を掲げ、林官房長官は参議院選挙で公約した給付をベースに与野党で成案を得たい考えを示しました。
また、小泉農水相がインフレ時代に対応した所得税制の見直し、小林元経済安保相は現役世代に重点を置いた所得税の改革として、まずは2年をメドに定率減税を行う考えを訴えました。
一方、石破首相は次の総裁について、「政権とともに汗をかき、力を尽くしてくださった方が選ばれることがあればいい」と述べました。
石破政権の政策を継承する考えを示している林氏と小泉氏が念頭にあるものとみられます。