22日に告示され、本格的な戦いが始まった自民党総裁選。
23日は共同記者会見や公開討論会が行われました。
午前中に行われたのは、5人の候補者による共同記者会見。
物価高対策などについて、それぞれが自身の考えを表明しました。
茂木敏充前幹事長(69):
地方ごとにそれぞれ、これまでと1桁異なる生活支援、特別支援交付金、これを創設して対応していきたい。
林芳正官房長官(64):
参議院選挙で公約した給付、これをベースにして、与野党で成案を得る努力はしていきたい。
高市早苗前経済安保相(64):
自治体向けの交付金、これに推奨メニューをつけて出す・拡充する。賃上げの補助金を出してほしい。
小泉進次郎農水相(44):
消費税、これもどうするのかという話ですが、あらゆる選択肢を排除することなく、国民の皆さんの声を聞いて、与野党で向き合っていかなければいけないと思う。様々な課題があることも事実。
小林鷹之元経済安保相(50):
(消費税減税は)民意がこういう形で参議院選挙で出た以上、議論しないというのは適切ではない。内需喚起の1つのオプションとして、俎上(そじょう)に載ってくることはあるのではないか。
そして、午後2時半から行われたのは、自民党の青年局と女性局が主催する公開討論会です。
小林鷹之元経済安保相:
もう一度、世界の真ん中に日本をたたせたい。子どもたちが大きくなったときに、世界に向かって「どうだ日本ってすごいだろう!」そう胸を張れるように日本をつくりたい。
茂木敏充前幹事長:
これまで党や政府で様々な役職を経験させていただいた。必ず自民党を再生する、日本を再生する、結果を出していく。その目標は2年。
林芳正官房長官:
国民の声をしっかり聞いて政策に反映するということと、ぶれるということをしっかりと区別をしてやっていければと思っています。老若男女の力を結成して、これだけ長い伝統を持つ日本の力、みんなで一緒になって。今一番暗い夜明け前です。夜明けが近いです。一緒に頑張りましょう。
高市早苗前経済安保相:
世界の潮流、本当に様々な課題を解決するために今、緊縮財政というよりは官民でしっかり投資をして課題を解決していく、そういう流れに変わってきてます。日本はできます。日本全国に素晴らしい技術があります。人材力があります。世界トップレベルのものがたくさんあります。ですから私はその成長を、成長の力を信じております。
小泉進次郎農水相:
私は自分が総裁になったら、デフレ時代の縮み志向ではなくて、インフレ時代に対応した形の経済運営をやります。ガソリンの暫定税率、そして所得税は、基礎控除に物価と賃金の上昇に合わせた基礎控除等を上げていく、新たな仕組みを作っていきます。医療、介護、そして教育、こういった分野で働いている方々の公定価格を上げていく。我々が、しっかり国が、民間と皆さんと一緒になってリスクを取って、日本を力強く復活をさせていきます。
5人の候補は24日、日本記者クラブでの討論会に臨む予定です。