今年7月、新潟駅南口周辺で面識のない10代女性の顔面を複数回殴るなどの暴行をし、重傷を負わせた疑いで16歳の女子高校生が逮捕された。女子高校生は「態度が生意気だったのでボコボコにした」などと供述しているという。

NST新潟総合テレビ
NST新潟総合テレビ
この記事の画像(2枚)

■「態度が生意気だった…」10代女性に暴行

傷害の疑いで逮捕されたのは、住居不定の女子高校生(16)だ。

女子高校生は7月24日夜、新潟駅南口周辺で、面識のない10代女性の顔面を複数回殴るなどし、全治約2週間を要する脳しんとう、顔面打撲と全治6か月を要する左感音性難聴の重傷を負わせた疑いがもたれている。

事件は、被害女性の親からの通報で発覚。

警察によると、女子高校生と被害女性は面識はなかったが、共通の知り合いがいて、その知り合いに対しての態度が悪いということで被害女性を呼びつけて複数の場所で数時間にわたって暴行したという。

警察の調べに対し、女子高校生は「被害者の態度が生意気だったので、殴ったり蹴ったりしてボコボコにしたことは間違いない」と容疑を認めている。

警察は動機などについて詳しく調べている。

■新潟駅付近で少年少女による犯行相次ぐ

この新潟駅周辺を巡っては、少年少女による万引きや暴行事件などが相次いで発生。25年4月から6月末までに新潟駅周辺に関する110番の件数は、24年の同じ時期に比べ60件近く増えていて、7月に入ってからは、トラブルを仲裁しようとした警察官を押した男子中学生が公務執行妨害の疑いで、さらにはベンチで休む面識のない男性を殴った男子高校生が傷害の疑いで逮捕される事件も発生している。

23年から24年にかけて、スケートボードによる迷惑行為が問題となり、新潟市が条例を改正し、取り締まりを強化していた新潟駅南口広場。

警察は今回の事件が発生した翌日の7月25日から警戒を強化している。

NST新潟総合テレビ
NST新潟総合テレビ

新潟の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。