22日に開かれた秋田市議会の委員会では、サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となるスタジアムに関する議論や、大森山動物園の入園料の値上げについて意見が交わされました。
秋田市はブラウブリッツ秋田の本拠地となるスタジアムについて、ASPスタジアムの改修か、八橋運動公園への新設かを並行して検討しています。
ASPスタジアムの敷地については、地下の埋設物などの移設を行わない場合でも7000~8000人規模の整備が可能と見込まれています。
委員からは「安い・高いだけでは駄目。ランニングコストも考えてほしい」という意見が出され、市は「ランニングコストも含めて比較検討するが、現状はあくまで改修と新設を見比べて進めている」と答えました。
市は、改修と新設のそれぞれの事業費を比較し、年内には整備の方向性を示したいとしています。
また、大森山動物園の入園料の値上げについても議論が交わされました。
大森山動物園では、燃料費や動物の餌代が高騰しているとして、2023年に子どもの入園料などの値上げを提案しましたが、否決されました。
市は22日、2023年度の運営費が11年前に比べて4800万円ほど増加していることなどを報告した上で、2026年度の入園料について、子どもは無料を維持する一方で、大人と年間パスポートについては値上げを検討していることを伝えました。
大森山動物園・吉田淳一事務長:
「最近の物価の上昇などもあり、運営するために経費が値上がりしている状況なので、今後も皆さんに愛される魅力的な動物園であるために、入園料の見直しを検討している」
市は、11月に具体的な値段を示した条例改正案を議会に提出することにしていて、可決されれば2026年4月から施行する予定です。