鹿児島県薩摩川内市に古くから伝わる「川内大綱引」が22日夜、開催されます。

22日は午前中から、地元の高校生ら約1500人が綱練りを行い大綱を作りました。

薩摩川内市で400年以上に渡って行われている「川内大綱引」は、島津義弘公が関ケ原の戦いで兵士の士気を高めるために始めたとされていて、2024年3月には国の重要無形民俗文化財に指定されています。

22日は、午前6時半から実行委員会や地元の高校生ら約1500人がかけ声と共に綱を練り、大綱を作っていきました。

「転がして、転がして・・・おいしょ、おいしょ」

参加者は、時おり強い日差しが差す中、今夜の大綱引で使われる長さ365メートル、重さ7トンの大綱を練りました。

参加者
「大変だけど、こうやって(綱が)できてくると楽しい。(大綱引参加の)みんなに頑張って欲しい」
「みんなの力が、この綱に伝わっていると思います。自分たちが、しっかり作った物を見届けるという気持ちで(大綱引を)見たい」

川内大綱引実行委員会・中内功一実行委員長
「多くの人間の力だけで練り上げた綱というのをまず見ていただいて、綱引も、男同士の勝負を楽しんでいただければと思います」

川内大綱引は、この後、午後8時15分から薩摩川内市大小路町の国道3号線で行われ、総勢3000人の男たちが熱き闘いを繰り広げます。

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鹿児島テレビ
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