明治安田Ｊ２リーグで２０日、ＦＣ今治はＪ１への昇格争いを続けなか、アウェーで見事な逆転勝利を飾りました。次節以降の勝利で再び圏内に浮上できる可能性が出てきています。最下位の愛媛ＦＣはホームで敗れて連敗を喫し、Ｊ３降格の危機が高まっています。
ＦＣ今治は９位でＪ１昇格ＰＯ圏内との勝ち点差が５。これ以上離されたくない状況のなか、アウェーで７位のＲＢ大宮アルディージャと対戦。前半９分、ヴィ二シウス ディニスがゴール左上に落ち着いて決め先制に成功しました。しかしその後、大宮に立て続けにゴールを奪われ２失点。後半から奮起し、後半２０分に途中出場の梶浦がボレーシュートで同点に追いつくと後半４１分、弓場のクロスから２カ月ぶりスタメンのウェズレイタンキが右足でゴールを決め、３対２の逆転勝ちを収めました。
倉石圭二監督：
「たくさんのサポーターの方が大宮まで来てくれて背中を押していただけましたし、それが結果につながった」
ウェズレイタンキ選手：
「勝利を待っていたと思うので、このポジティブなエネルギーを送れたのはすごくうれしいです」
ＦＣ今治は３試合ぶりの勝利。順位は９位と変わらないものの、Ｊ１昇格ＰＯ圏内の６位の徳島との勝ち点差を２に縮めました。次節以降の勝利で再び圏内に浮上できる可能性が出てきています。
次節は２７日にホームで５位のサガン鳥栖と上位対決です。
最下位の愛媛ＦＣはホームで３位の難敵・ジェフユナイテッド千葉と対戦。前半２９分にキーパー辻のこぼれ球から先制を許してしまい試合結果は０対１。１０試合勝利がなく今シーズンはわずか２勝。最下位脱出は遠く、Ｊ２残留圏内１７位熊本との勝ち点差は１６に。残り８試合でＪ３降格の危機が高まっています。
次節は２７日、アウェーで残留圏１６位の大分トリニータと大一番を迎えます。
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