能登半島地震の被災地を襲い、19人が犠牲となった奥能登豪雨から21日で1年です。被災地などには献花台が設けられ多くの人が犠牲者の冥福を祈りました。

去年9月21日に発生した奥能登豪雨では、能登に線状降水帯が発生し、各地で浸水や土砂崩れが相次ぎました。輪島市と珠洲市、能登町で災害関連死を含む19人が亡くなり1900棟以上の住宅に被害が出ました。

21日は輪島市や珠洲市など6カ所に献花台が設けられ、朝から多くの人が花を手向け、犠牲者の冥福を祈りました。

住民は…:
「一年たっても見たとおり景色が変わってしまって。豪雨の時の(光景が)いつまでも思い出して悲し時があります。」
「(犠牲者を)偲ぶ気持ちと感謝の気持ちで献花させていただきました。」

塚田川の氾濫で周辺の4人が亡くなった輪島市久手川町でも犠牲者を悼もうと手を合わせる人が相次いで訪れていました。

また、災害が発生したとされる午前9時半に合わせ、輪島市や珠洲市などでは防災無線で黙とうが呼びかけられました。

輪島市役所では馳知事が坂口市長らと共に黙とうをささげました。

馳知事:
「昨年のこの時間帯、どれほどの恐怖を感じて命を終えられたのかとそのことを私は共有したいと思いました。」

この後、馳知事は珠洲市や能登町でも花を手向けたということです。

石川テレビ
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