コンビニ強盗などの罪に問われた男に、熊本地裁は9月19日に「包丁を突きつけて被害者を脅した行為は悪質」などとして、拘禁刑3年の判決を言い渡した。
熊本地裁は拘禁刑5年の求刑に3年の判決
判決を受けたのは、熊本市南区城南町鰐瀬の無職・長田健児被告(49)。

判決などによると、長田被告は2025年6月に宇城市にある『ファミリーマート松橋曲野店』に侵入し、店員に包丁を突きつけて「金を出せ」などと脅迫。現金10万円余りとレジ袋を奪い取った罪に問われていた。

長田被告はこれまでの裁判で起訴内容を認め、検察が拘禁刑5年を求刑。一方、弁護側は、「下見していないコンビニで犯行に及んでいて、計画性はことさら高くない」として執行猶予付きの判決を求めていた。

9月19日の判決で熊本地裁の鈴木和彦裁判官は「特段見るべき計画性があったとは言えないが、包丁を突きつけて被害者を脅した行為の悪質性は軽視できず、被害者に与えた恐怖も大きい」として、拘禁刑3年の判決を言い渡した。
(テレビ熊本)