コンビニ強盗などの罪に問われた男に判決です。熊本地裁は１９日「包丁を突きつけて被害者を脅した行為は悪質」などとして拘禁刑３年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、熊本市南区城南町鰐瀬の無職 長田 健児被告（４９）です。
判決などによりますと長田被告は今年６月、宇城市にある『ファミリーマート松橋曲野店』に侵入し店員に包丁を突きつけて「金を出せ」などと脅迫。現金１０万円あまりとレジ袋を奪い取った罪に問われていました。
長田被告はこれまでの裁判で起訴内容を認め、検察が拘禁刑５年を求刑。一方、弁護側は、「下見していないコンビニで犯行に及んでいて、計画性はことさら高くない」として執行猶予付きの判決を求めていました。
１９日の判決で熊本地裁の鈴木 和彦裁判官は「特段見るべき計画性があったとは言えないが、包丁を突きつけて被害者を脅した行為の悪質性は軽視できず、被害者に与えた恐怖も大きい」として拘禁刑３年の判決を言い渡しました。
