ノーベル賞のパロディとして毎年ユニークな研究が選ばれているイグ・ノーベル賞が2025年も発表され、シマウマ模様のウシには虫が寄りつきにくいことを発見した日本の研究チームが受賞しました。
2025年のイグ・ノーベル賞で生物学賞を受賞したのは愛知県農業総合試験場と京都大学の研究チームです。
研究チームはシマウマの白と黒の縞模様には虫よけの効果があるという海外の研究結果をもとに、黒毛のウシにシマウマと同じ縞模様をつけた場合の効果を検証し、模様のないウシなどと比べ、アブなどの血を吸う虫の付着数が半分ほどに減ることを明らかにしました。
今後、虫が媒介する家畜の感染症の予防などに活用できる可能性があると期待されています。
イグ・ノーベル賞は人を笑わせ、考えさせる研究に毎年贈られていて、日本人による受賞は19年連続です。