核兵器廃絶を訴える署名を国連欧州本部に届けた高校生平和大使が長崎市で6日、報告会を開きました。

報告会には第28代高校生平和大使のメンバー24人が参加しました。

24人は9月末に日本を発ち、スイス・ジュネーブを訪問しました。

この1年間に集めた核兵器廃絶を訴える11万1071人分の署名などを国連軍縮部ジュネーブ事務所のレジンバル所長に手渡しました。

被爆の実相や平和への思いなどを歌も交えながら全員でスピーチしました。

長崎日大高校2年 イェ・ソジさん
「(レジンバル所長は)『1人の10歩よりも10人の1歩を』との言葉を復唱して、私たちが長崎・広島のことを今後伝えていくことに意味があり、力があると仰った」「平和への思いを伝えるではなく、伝わるように沢山の人々に届けていく」

軍縮会議の傍聴や、現地での交流などを通して多角的な視点で対話を続けることが重要だと感じたそうです。

長崎南山高校2年 高田健士郎さん
「自分と異なる意見を持った人でも、まずはその背景を理解しようとする姿勢が必要で、この姿勢は私達の活動でも活かしていけると思った」

高校生たちは対話を重視した平和教育やスポーツや音楽などを入り口にしたアプローチにも取り組みたいと意気込んでいました。

テレビ長崎
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