「秋の交通安全県民運動」が始まるのを前に17日、福岡県内各地では関係者がドライバーなどに安全運転などを呼びかけました。
このうち福岡市東区のイオンモール香椎浜に集まったのは、ラグビーチーム「九州電力キューデンヴォルテクス」の選手3人や地元の保育園児などです。
◆照葉けいあい保育園 園児
「私たちは横断歩道を渡ります」
園児と選手たちは、21日に始まる「秋の交通安全県民運動」に先駆けて、買い物客に反射材などを配りながら交通安全を呼びかけました。
東警察署の管内で今年8月末までに起きた交通事故は613件で、前年の同じ時期より70件減っていますが、高齢ドライバーによる事故が目立つということです。
警察は車のライトを早めに点灯し、ハイビームを活用するよう呼びかけています。
一方、門司港名物「焼きカレー」で知られる北九州市門司区では、警察やトラック協会の会員がドライバーにレトルトカレーなどを配って、安全運転を呼びかけました。
ながら運転など事故につながる漫然とした運転を防止するために、「油断すること無カレー!」という語呂合わせで、協会が発案したアイデアです。
門司警察署の管内では交通事故が減少傾向にあり、今年3月以降は死亡事故は起きていませんが、飲酒事故が3件と前の年を上回っていて、指導や取り締まりに力を入れる方針です。
そして、福岡市博多区でドライバーに配られたのは、なんとシシャモです。
◆参加者
「飲酒チェック本社も!支社も(=シシャモ)!事業所も!」
博多臨港警察署恒例のこのキャンペーン。
日本相撲協会の関係者も含めて約60人が参加し、飲酒運転撲滅の願いを込めた「シシャモのつくだ煮」を100パック配布して、交通事故の防止なども呼びかけました。