秋田県大仙市の高校生が16日、川幅を広げる工事の現場を見学しました。生徒たちは最新の情報通信技術を使った工事を通じて建設の仕事に理解を深めました。

2017年に県内を襲った記録的大雨では雄物川が氾濫し、大仙市などで甚大な被害が出ました。

市内の大曲工業高校の土木・建築科の生徒50人が訪れたのは、協和地区で進められている雄物川の幅を広げる工事の現場です。

現場では、情報通信技術(ICT)を活用したバックホウやドローンなどが活躍しています。

バックホウを操る十分な技術を身に付けるには、通常は5年ほどかかりますが、こちらでは人工衛星から地形の情報を得て、設計図通りに自動で掘り進めます。

体験した生徒は「細かい説明を聞くのはなかなかない機会で、とても貴重だった」「建設業界に就職を考えている。技術を身に付けるのに長い年月がかかると聞いたが、ICTの場合は会社に入ってすぐできることがすごいと思った」と話していました。

現場の見学は生徒たちにとって、建設の仕事に興味を持つきっかけになったようです。

秋田テレビ
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