担い手が減少している建設現場の職人の確保につなげようと、岩手県内の高校生にその魅力を伝える企業説明会が9月16日に北上市で開かれました。
この説明会は、県内の建設会社など24社が2024年に設立した「岩手専門職人育成会」が開いたものです。
16日は16の企業がブースを設けたなか、盛岡市・北上市・奥州市にある工業高校の1.・2年生約190人が参加しました。
企業の担当者が、建物やインフラの整備を成し遂げた際の達成感や、様々な資格を取ることで専門性を高められることなど、建設現場の職人の魅力を伝えると、生徒たちはその仕事への興味を深めた様子でした。
盛岡工業高校2年生の生徒は「建築系の板金も機械科とはまた違って面白みがあって、自分が学んでいること以外も学べるのでいい機会になった」と話していました。
岩手専門職人育成会 千葉琴音理事長
「専門工事業にどういうものがあるのか知ってもらって、その中で自分が興味あるものがあれば挑戦してほしいし、ぜひ地元での就職にもつながってほしい」
建設現場の職人は減少傾向や高年齢化が進んでいるということで、岩手専門職人育成会では、今後も各地で説明会や職業体験会を開きたいとしています。