シーズン前のケガの影響でスタートが遅れたものの、9月12日から14日にかけてイタリアで行われたロンバルディア杯では、フリーで代名詞の4回転ルッツを華麗に成功させ、演技後には安堵の表情を見せた。

総合4位と、今後の試合での活躍に期待がかかる。

鍵山優真、佐藤駿の背中を追う三浦佳生
鍵山優真、佐藤駿の背中を追う三浦佳生

その2人の背中を追いかけるのが三浦佳生(20)だ。

勝負のプログラムを作り上げる際、振付師にこんなオーダーをしたという。

「優真と駿よりもいいプログラムを作ってください」

五輪の舞台へ早くも闘志を燃やす三浦は、ネイサン・チェンの記録を更新する史上最年少の17歳で四大陸選手権と世界ジュニアを制覇した実力者。爆発力を秘める若き才能に期待がかかる。

個性を生かして五輪シーズンに挑む友野一希
個性を生かして五輪シーズンに挑む友野一希

さらにベテラン勢もギアを上げる。

男子シングル最年長27歳の友野一希は、圧倒的個性で夢の五輪へと覚悟のシーズンに挑む。

大技4回転フリップで飛躍を誓う山本草太
大技4回転フリップで飛躍を誓う山本草太

その友野と苦楽をともにしてきた山本草太(25)は、ケガに苦しめられながらも、今季は新たに4回転フリップの大技を携え、飛躍を誓う。

島田麻央、中田璃士らジュニア勢も勢いを増す
島田麻央、中田璃士らジュニア勢も勢いを増す

そしてジュニア勢も見逃せない。

史上初JGPファイナルと世界ジュニアのダブル3連覇を達成、ジュニアカテゴリー全勝中と圧倒的な強さを誇る島田麻央(15)。

去年全日本選手権2位とブレイクを果たした男子シングル界の次世代エース・中田璃士(15)などジュニアたちの勢いもめざましい。

さまざまな思いがぶつかる今年の全日本。オリンピックシーズンに繰り広げられる、熱き戦いが幕を開ける。運命の瞬間から、目が離せない。

全日本までの道の詳しい概要はフジスケで!
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/news/news250912_01.html
※エントリーが出たら全日本への道の詳細が反映されます。
FODで全選手・全演技LIVE配信

フィギュアスケート取材班
フィギュアスケート取材班