愛媛県内で今年に入り確認された梅毒の感染は17日時点で155人確認され、調査開始以降、最も多くなっています。県が状況19日に発表しました。

愛媛県によりますと、県内で今年に入り確認された梅毒の感染者は17日時点、男性113人、女性42人のあわせて155人を確認。1999年の調査開始以来、過去最多だった2023年の142人をすでに上回っています。

保健所別では松山市が92人で6割程を占め、次いで西条23人、今治12人、四国中央11人、中予と宇和島が6人ずつ、八幡浜5人になっています。

年齢別では、男性で最も多いのは40代の27人、次いで20代と30代が24人ずつ、50代が21人、60代が10人など。女性で最も多いのは20代で17人、次いで30代が9人、50代が6人、40代が5人などとなっています。

感染した経路は男性の約8割、女性の約9割が異性間との性的接触。男性のうち性風俗産業を6カ月以内に54.9%が利用していました。

梅毒は「梅毒トリポネーマ」という病原体に感染し起こる感染症。主に性行為で感染します。感染すると早い段階でリンパ節の腫れなどの症状が見られるものの、その後に一旦、症状が軽くなるため発見が遅れる場合があり、治療が遅れると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。

愛媛県内の梅毒感染は2016年以降に急増していて、保健所では電話相談や無料の匿名検査を受け付けています。県はコンドームを正しく使い、感染の不安がある人は検査を受けるよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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