島根県立大学と松江市を拠点に交通・観光などの事業を展開する一畑グループが連携協定を結びました。
奨学金の支給やインターンシップの受け入れなどを通じて、学生の県内就職を支援します。

9月16日、松江市のしんじ湖温泉駅。
締結式はホームに停車中の電車の中で行われ、島根県立大学の山下学長と一畑電気鉄道の足達社長など一畑グループ8社の社長が協定書を交わしました。

協定には、県内就職を希望する学生を対象にした奨学金制度への協賛や、学生のインターンシップ受け入れなどに協力することが盛り込まれています。

奨学金は県内企業からの寄付金を活用して設けられ、県内での就職を希望し、成績などの要件を満たした学生12人に年間25万円が支給されます。奨学金に協賛した企業は、これで19社となりました。

一畑電気鉄道・足達明彦社長:
未来をつくるような人材を育てていきたい。一緒になって島根という地域を切り開いていければと思っています。

島根県立大学・山下一也学長:
職業体験ですよね。一畑グループの社員の皆さんとのご縁を作って、地元に就職していただきたいと思います。

県立大によると、2021年の制度開始から4年半の間に奨学金を受けた64人のうち36人が県内で就職したということです。
大学は企業の支援を生かし、学生の県内就職率を今年度、目標の50パーセントまで近づけたいとしてます。

TSKさんいん中央テレビ
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