ハンバーグを提供する飲食店では、どのような食中毒対策をとっているのでしょうか。

ぼうげつ・余村守店主:
一般のご家庭のちょっとこれはダメかなみたいな基準よりはずっと手前で、食材は破棄するようにしていますね。

50年以上、ハンバーグを提供する松江市の「ぼうげつ」。
傷みかけた生肉は絶対に提供しないのはもちろんのこと、調理する際には中まで火を通すことを徹底しています。

ぼうげつ・余村守店主:
確実に中に火を通したいので、できるなら、ちょっと早い時間で火を通したいので。

フライパンでハンバーグの表面を約3分間焼いたあと、水を入れる。
水を入れて5分程度、蒸し焼きに。こうすることで中までしっかりと火を通していています。
表面に焼き色をつけただけの段階で中を確認してみると…。

ぼうげつ・余村守店主:
全然、生の状態ですね。表面しか火が通っていない。

この店では焼き上がってからも裏面に小さく切り込みを入れて、中心部の火の通り具合を確認。徹底した管理・確認で、50年以上の歴史の中で、一度も食中毒を出したことがないといいます。

ぼうげつ・余村守店主:
焦る気持ちもありますけど、忙しくなって。
1個ずつ作って、火入れも中途半端にはできないですし、待ってもらってもいいものは出したい。

店主は、家庭でも「蒸し焼き」と「最後の確認」は、ぜひやってほしいとしています。

ぼうげつ・余村守店主:
主婦の方も裏返して、切れ目を入れて、中の方までああやって見てもらえると確認したらいいんで、分からなかったら確認したらいいですよ。

ハンバーグに潜むO157のリスク。予防のためには「しっかり焼く」ことが原則です。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。