浜田市出身の三浦龍司選手が昨夜行われた世界陸上東京大会男子3000m障害決勝で2大会連続の入賞を果たしました。
三浦選手の母校ではパブリックビューイングが開かれふるさとからも大きな声援が送られました。
観客:
「がんばれ龍司、ファイトだ龍司」
9月15日夜、三浦選手の母校浜田市の国府小学校には同級生や先輩・後輩など約150人がレースを見守りました。
観客:
「たくさんの応援が来てくれているので、追い風になって優勝してくれると思う」「絶対優勝してほしい」
実況:「5万人以上の大歓声を受けて今夜、歴史を作れるんでしょうか」
午後10時前にスタートした男子3000m障害決勝。
三浦選手はレース序盤から好位置をキープします。
全員が順位争いに徹する極端なスローペースでしたが、ラスト2周で一気にスピードアップ。
実況:
「三浦3位に上がってきた」
残り200m付近でメダル圏内に浮上。
しかし、最後のハードルを越えたところで後続の選手と接触し、バランスを崩します。立て直そうとした瞬間、今度は進路を塞がれ失速してしまいました。
それでも最後の力を振り絞り8位でフィニッシュ。
あと一歩、メダルには届きませんでしたが、この種目2大会連続入賞は日本人選手初の快挙です。
陸上競技の「格闘技」とも呼ばれる3000m障害。
国際大会における選手間の小競り合いは当たり前。
レース後、三浦選手は悔しさをにじませながらも接触については一切触れることはなく早くも先を見据えていました。
三浦龍司選手:
「残り数十メートルで(メダル)見えていたので届くかと思ったけど思うようにはいかなかった。この東京世界陸上を踏まえて自分は成長できると思うのでこの大会は大きなものになりました」
観客:
「最後躓いたけどとても良かった、感動した」
「また次回、期待したい」
この種目、世界トップレベルで走り続ける三浦選手。
2年後の世界陸上北京大会、そして3年後のロサンゼルスオリンピックで悲願のメダル獲得を目指します。