ハワイの県系2世で沖縄の戦後復興を支援した比嘉太郎の功績について、14日に作家の下嶋哲朗さんが北中城村で講演しました。
比嘉太郎は、ハワイなどのウチナーンチュが結束して戦後の食糧難にあえぐ沖縄に豚550頭や衣料品などを送った救援活動の中心人物で、幼少期を北中城村で過ごしました。
16日、比嘉の功績について作家の下嶋哲朗さんが講演し、比嘉は自分を誇らない、語らない人だったため、ハワイでも忘れられていた。
沖縄人とは何だという問いかけに元県知事の大田昌秀さんも比嘉太郎のような人だと言い切ったと語りました。
下嶋哲朗さん:
沖縄を愛し、人類の平和のために命を使い切った、たぐいまれな人物。ぜひみなさん比嘉太郎のことをよく知ってほしい。
北中城村では11月23日と24日に比嘉太郎をテーマにした村民劇が上演されます。