全国の地価、土地の価格の調査結果が公表されました。
山陰両県では回復傾向の都市部と下落が続く中山間地域で二極化が進行しています。
このうち、住宅地や商業地などを合わせた島根県内の地価は平均で1平方メートルあたり2万3500円で、去年に比べ-0.9%と25年連続で下落しました。
用途別では住宅地が-1.0%、商業地が-0.9%で住宅地は23年連続、商業地は27年連続の下落となりました。
また、鳥取県は住宅地が-0.6%、商業地は-0.5%で住宅地は26年連続、商業地は34年連続の下落です。
その一方で、島根県内では松江市と出雲市、鳥取県内では日吉津村が住宅地・商業地ともに上昇しました。
コロナ禍で減少していた観光客が戻ってきたことや新たな工業団地の造成による雇用の増加、マンション開発などで期待感が高まっているということです。
しかし、中山間地域では人口減少や高齢化により住宅地・商業地の需要減少の影響が大きく、依然として下落は続いていて都市部と中山間地域の差が拡大しています。