土地取引の指標となる地価調査の結果が公表されました。
下落が続いていた住宅地の平均価格は、26年ぶりに上昇。
宮崎市青島の住宅地は、移住者からの需要が好調で、価格の上昇率が2年連続で最も大きくなりました。
県は今年7月1日時点の地価調査の結果を公表しました。
調査地点は県内295カ所で、下落が続いていた住宅地の平均価格は26年ぶりに上昇し、前年より300円高い1平方メートルあたり2万5100円となりました。
宮崎市中心部などの利便性のよい地点や高台の住宅地の需要が高く、去年に引き続きプラス変動の地点が増えたことが要因と見られます。
最高値は35年連続で宮崎市神宮1丁目で、1平方メートルあたり10万7000円となっています。
また、県内の住宅地で価格の上昇率が最も大きかったのは、2年連続で宮崎市青島1丁目で、前の年と比べて10.2パーセント上昇。
調査に携わった不動産鑑定士は、「青島ビーチに近く、サーフィンなどを目的とした県外移住者からの需要が高い」と分析しています。
一方、商業地の平均価格は1平方メートルあたり4万4300円で、下落が続いていますが、下落幅は縮小しました。
最も価格が高かったのは、宮崎市橘通西3丁目の「吉田ビル」で1平方メートルあたり29万2000円。
去年より1万4000円上昇しました。