動きが活発化している自民党総裁選。
16日、小泉進次郎農水相(44)がカメラの前で、ポスト石破を決める総裁選に出馬する意向を表明しました。

小泉農水相:
これから正式な表明に向けて、関係者また陣営の皆さんと一つ一つ積み上げていきたい。

小泉農水相の出馬を意向する表明から約2時間半後の午後1時、“コバホーク”こと小林鷹之元経済安全保相(50)が民党総裁選への出馬を正式に表明し、「「新しい世代がもっともっと前面に出て、自民党を、日本を引っ張っていく。動かしていく」と意気込みを語りました。

自民党・小林元経済安保相:
自民党にとって最後の最後の総裁選になるかもしれない。それくらいの強い危機感を持って臨んでいる。

タカのシルエットを背に訴えたのは、物価高対策。

自民党・小林元経済安保相:
若者や働く世代を応援するために、まずは期限を区切った定率減税を実行する。分厚い中間層を支えていけるような新しい所得税の在り方に挑戦していく。自民党にも世代交代が必要なんです。日本の力はこんなもんじゃない。

世代交代を強調する小林元経済安保相に、記者から「小泉進次郎氏との違いを教えてほしい」という質問もありました。

小林元経済安保相は、「あえて差異になると思うところがあるとすれば、私のビジョン。私はビジョンがあって、世界をリードする日本をつくる。これが私の国家ビジョン」と答えました。

この2時間半ほど前に総裁選に出馬する意向を表明した小泉農水相は、「国民が物価高も含め不安に感じていることと向き合い、とにかく課題を前に進める」と述べました。

総裁選への挑戦は2024年に続き2度目となる小泉農水相は、陣営トップの選対本部長に加藤財務相を迎えることも明らかにし、「私としては大変力強く、心強く思っている」と述べました。

前回、決着をつけるとした選択的夫婦別姓をテーマに掲げるかの質問には、「まずは党内がしっかりとまとまること。皆が一つになれる環境をつくれるかどうかが今回は非常に重要なこと」と延べ、言及を避けました。

また、午後には林芳正官房長官も出馬の意向を表明。

自民党・林芳正官房長官(64):
この経験や実績を全て使って、この国のために仕事をしたい。

小泉農水相と林官房長官は、週内に正式な出馬会見を行う予定です。

一方、いち早く出馬を表明した茂木敏充前幹事長(69)は、名物社長が経営する東京都内のスーパーを視察。

自民党・茂木前幹事長:
物価高といっても地域事情が違うということで、地域ごとのニーズに合った支援策をとってもらうことが一番適切ではないか。

週内には高市早苗前経済安保相(64)も出馬会見を調整していて、22日に告示される総裁選はこの5人で争われる構図となる見通しです。

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