濃茶用の抹茶を入れる小さな壺「茶入」の見どころが分かる企画展が、福井市で開かれています。
「茶入」とは濃茶用の抹茶を入れる陶器で、戦国時代には手柄をあげた武士への褒美として、領土の代わりに茶入が与えられるほど大変な価値があったといいます。
企画展では、室町時代から江戸時代に国内で作られた茶入など17点が展示されています。
江戸時代に作られた茶入は、象牙でできた蓋についた三日月形の傷が特長です。傷は象牙の神経の部分で蓋にあるのは珍しく、見どころがあるとして茶人たちにとても喜ばれました。
企画展は10月19日までです。